【理系のハハ】#3 大学、大学院進学のいきさつ

2014.09.02

ばーちー

高校生や学部生も読まれているかもしれないので
そもそも農学部に入学したいきさつも書いてみる。

小学生の頃から理科は好きだった。
薬品を混ぜて、違う色になったり、何か変化があるのが楽しかったからだ。
だけれども、算数も苦手、社会も苦手。
かなりの本好きなこともあり、国語はものすごく得意。
英語はかなり小さい頃から習っていたのでこちらも得意だった。
文系へ進もうとしていて、そのままいけば文系だったかもしれない。

・・・がアクシデントがあった。

あたし、高校受験を失敗し、行く高校がなくなってしまった。
なんとか決めた学校はいわゆる底辺校といったところ。
ドロップアウトは当たり前。就職率はダントツ。
あとは専門学校へ進学するか、短大か、、大学進学なんて無謀。そんな学校だ。
全てわかってた。だけれども「高校」と名の付くところならどこでもよかった。

で、入学したら、、、自由だ。わずらわしいところは一つもない。
しかも、授業もついていける。わかるところから教えてくれた。
そう思ったら欲が出た。「勉強していけばあたし理系いけるかも。」
一度はあきらめたのだけど本気で考えた。

あたしは食べ物に興味があった。親の仕事も飲食だ。
「食べ物」の勉強がしたい。栄養は少し違う気がする。
農学部・・・農作物は入るかもしれないけど
農作物だけじゃ嫌だな・・・と思ったときに
ふっと目に入ったのは「食品工学」。
なんだろう?「食品」って入っているから、食べ物に特化してるのかな。
そう思ったら俄然やる気が出た。
学科案内を読んでみた。

ありていにいうと工場で食品を製造するにあたって、
どの材料を数量的にどのくらい用意したらいいか、どんな工程をふんだらいいか、
そのためにはどのくらいのエネルギーが必要で、
工程ごとにどんな変化が起こって食品となるのか
そして数量的にどのくらい食品が製品としてできるのかを考えるという学問だ。

イメージしやすいし、おもしろそう!と思った。
絶対やってやる。と思い、高校1年から予備校へ。
だけどやはりそれだけの勉強では足りず高校出てから1年間予備校生活をした。

その結果、晴れて食品工学科に進学した。
で、進学したときから、もう学部で終わることは考えていなかった。
「会社員なんてあり得ない。」と大学院進学する気満々。
・・・・がまた問題があった。金銭面だ。
もう親も年で、相当高い学費の学校だ。
入った大学での進学は金銭的に無理と宣告されていた。

どうしよう・・・どうしても勉強したい・・・
近場にもう少し学費が安い学校はないだろうか・・・・
食品工学という学問はメジャーではない。
農学部、あるいは工学部・・・にしても専攻を設けているところは非常に限られる。
・・ついに見つかった。やった。
だけど試験があるのはわかるけど、どうやって入るんだろう?
そこも疑問になった。
ヒントを友達が教えてくれた。「教授に聞いてみたら?」そっか。
時はもう3年の後半で、研究室配属を決める時期だった。

たまたまねらった学校に友が通っていたので、
ぶらーっと研究室に行ってみた。
相当忙しい先生なのだが、たまたま在室していた。
他の学校だし、相当の勇気を絞り出して
大学院を受験したいのだけどどうしたらいいのかと尋ねてみたら、

「大学受験とは全く質が違う。英語は共通だけど
 専門分野の試験については学校、あるいは専攻ごとに全く違う。
 研究テーマの問題があって、
 残りたいならそれ相応のテーマを振るのが通例だ。
 進学を希望しているなら早めに連絡がほしい。」

その研究室に数回遊びに行き、いろいろ見せてもらい、
少し考えて、もう一度、先生の所に行った。

「ここの研究室に入りたい」と意向を伝えると快く引き受けてくれた。
つまり、進学を希望している研究室に所属し、
研究テーマもその研究室で決定し、そこで卒業論文を書き、
在籍大学へ論文を提出することにした。
「費用等の問題は一切心配無用」とのこと。
その代わり、在籍大学への交渉はあたし一人がやることが条件だった。

担任に訳を話し、卒業論文の受け取り先の研究室(指導教官)を
会議で決めてもらい、先生に挨拶に行って了承してもらった。

どちらの学校の先生にも感謝しきれない。話をしてみるものだ。

ちなみに大学院の試験は前期では準備不足で不合格となり、

さすがに後期で入らないとまずい、、、、、
卒業論文を執筆しながら、実験もやりながら、院試の勉強をしながら
受験代を稼がないといけなかったのでバイトもやりながら(汗)・・・・
・・・で高熱に苦しみながらもなんとか合格した。

今考えると破天荒・・きわまりない。
きっと人とタイミングに助けられたんだとあたしは思っている。

画像出典:https://goo.gl/lUzWJu

ばーちー

農学部4年、修士2年を修了後、縁あって就職せず結婚。 専攻は食品工学。 子どもは男二人。男所帯の紅一点。 好きなことは粘土で食品模型を作ること。(ミニチュア含む)、書店の徘徊。

@tsunut

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