専門を活かしてスマートな地域社会づくりに携わりたい

2014-11-02

てぃん

Profile

早稲田大学
先進理工学部 電気・情報生命工学科
加藤瑠奈さん

取材日:2013/11/23
編集者:神子島朝希

※このインタビューは取材してから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

研究内容

現在学んでいる勉強、研究について教えてください

専攻は先進電気エネルギーシステム。つまりスマートグリッドです。
太陽光などいろいろな創電の仕方がある今の時代に、過不足無く電力を供給しながら快適に省エネ・脱炭素社会を実現することができるよう、ITを活用しながらより効率的(=スマート)にエネルギーを送るシステム(=電力網=グリッド)を設計する学問です。
電気って何?って感じがするけど、一番大きなインフラ(生活基盤)だと思います。凄く面白いです。社会に密着しているからこそ新たな発見が沢山あります。

今はどんな研究をしているんですか?

自分の研究の話をすると、燃料電池の運転方法を研究しています。
燃料電池ってガスを入れたらお湯と電気両方作れる優れものなんです。その性能を効率良く活かすには、複数の燃料電池を同時にコントロールしたら良いのではないかと考え、そのコントロールの仕方をデザインしています。

理系に進んだ理由

元々理系に進む予定でしたか?

もともと語学が好きだったので語学を活かせる仕事がしたいと考え,英語の先生に相談しました。その時に「英語はどこでも学ぶことができるし、どんな仕事でも使うことができる。例えば書籍や映画の訳を作るといった、英語だけを武器にする仕事は誰でもできて、倍率も高い。けれどもし何か他の専門があればそれは大きな武器になる。ただの翻訳ではなくて専門書の翻訳を。だから、英語が好きだから英文科・フランス語学科、というのはもったいないから、それよりも専門を身につけた方が良いよ。」というアドバイスをいただいたので、それならばまずは専門を考えなくてはと気付くことができました。

でも、専門なんて私には未知の世界、知らないことだらけなので浅く広く興味がわいてしまい一つに絞ることができませんでした。だから数ⅢCまできちんと学べる理系にしようと決めました。

加藤さん

恩師の存在が進路の参考になったということですが・・

専門性を持つ大切さを教えてもらいましたね。中学校と高校の先生で,可愛らしい先生でした。先程言った通り、専門性を持つ事は、働く上でも大事だなと思いました。だから私は自分の軸を探そうと思いました。「自分にはこれがある」というのが欲しかったんです。

電気専攻となった今でも自分の軸を模索中です。また、学んでいるフランス語も活かせたら世界が広がるかなと思っています。

加藤さんの思う理系の良さとは?

文系でも同じなのかもしれないですが、専門について深く学んでいく所です。今の研究室はやる気がある人が多いので刺激をもらっています。先輩方は自分より知識が豊富なので,自分ももっと頑張りたいと感じます。

キャンパスライフ

現在サークル活動等は行っていますか?

バイトは塾講師と編集社アシスタントをしています。2年生までは、理系女子大生コミュニティ「凛」に所属していました。「凛」は理系の女子大生同士の繋がりやOGとの繋がりを作る活動をしています。そこでは営業、広報、なんでもやりました。大変な時期もありましたが、楽しかったです。

凛に入って良かったなと思うことは?

自分が、どういう軸でいたいのか、何を軸としていきたいのかを考える時間を作るきっかけになりました。悩むことはありましたが、企業見学などをしてロールモデルにも出会い、じゃあ自分はどうしようと考えさせられるに良い機会にもなりました。

大学生のうちにやっておきたいことは?

旅行、外国語のスキルアップ、ダイビング、バレエ再開、留学、映画を観まくること。やりたいことは尽きないです。

受験時代

おすすめの勉強法・参考書はありますか?

参考書は自分に合った、好きなものを使うのがいいと思います。
英単語帳は「ターゲット」1冊だけをずっと持っていました。それに加え、知らない単語に出会ったら書き留めるための単語帳をつくっていました。
勉強法といえば,予備校の講師の「受験勉強とは、受験本番前に見直すためのノート作りだ。」という言葉は忘れられません。

ノート作りですか!

あんまりノートを作ることが大事だと思う人は少ないと思うのですが、私はノート作りが好きだったので、このやり方をおすすめします。
自分が今まで解いたテストや模試の出来なかった所をまとめておけば、そのノートを見るだけですぐ確認できるじゃないですか。プリントをやって捨てるだけはもったいないと思いますね。

気分転換の仕方はどのようにしていましたか?

メリハリをつけるという意味で、家ではなく駿台の自習室で勉強していました。
家で勉強すると逆に家族に気を遣わせちゃうと思ったり、お母さんが話しかけてきたりしたので私は外に出ていました。

今の大学にした理由を聞かせてください

入学してからは数学、物理、生物、化学を勉強できて、3年生の後期から研究室配属で電気、情報系、光の方の電子、生物4つの中から選べるので早稲田大学にしました。生物・物理があるのは魅力的ですね。

生物に興味を持ったきっかけは?

時計遺伝子という、体内時計の役割をする遺伝子があって、その仕組みを知ることで医療や創薬に役立てることができます。
例えば、脳梗塞は何時に起こりやすいから何時にどんな薬を飲んだら効果があるのかとか分かるんですよね。これを見て、生物って面白そう、と初めて思って!その先端研究をされている上田先生の同期の准教授がたまたま学科にいらして少しお話を聞けて、本当にラッキーでしたね。

大学に進学して、東日本大震災や原発事故を経験し、電気工学に関心を持ちました。結局生命系の研究室には行きませんでした。生命分野の話は興味深いけれど、研究するなら工学分野で技術の開発や改良に携わりたいと考えたからです。

 

高校生へのメッセージ

今はとにかく目標を目指して頑張って欲しいです。
けれどもたとえ第一志望の大学に入れなくても、そこで諦めないでほしいですね。大事なのはどの大学に通うかではなく大学で何をするか。理系だとどの研究室に入るかが一つの分岐点なので、大学に入ってからも自分の進路を一生懸命考えてもらえたらと思います。

てぃん 理系コミュニティ理系+

情報系の学部4年生。理系コミュニティ理系+にてwebエンジニアとして活動中。趣味は映画鑑賞、パン屋さんめぐり、ミュージカル鑑賞。

@snoopypoint

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