渡り鳥は磁場が視える!?

2016-12-18

しおん

こんにちは。りけぷらのしおんです。

最近一段と冬を感じますよね~。

冬といえば、こたつにおふとん、ホッカイロなど暖かいものが恋しくなる季節ですね。

もう外に出るときは寒すぎてすぐ暖かい場所に避難したくなります。

 

ですが、何も暖かいものが恋しくなるのは人間だけではありません。

ご存知の通り鳥さんたちの中には、冬の季節暖かさを求めて日本にやってくるのもいます。

たとえばこの、オオハクチョウさんです。


 オオハクチョウさんたちはこんなに可愛い顔して、この季節わざわざシベリアの彼方から日本にやってきます。

寒さのためにこんな長い距離を移動するなんて、すさまじい心意気ですね。

 

実際に移動距離を地図にしてみるとよく分かるんじゃないでしょうか。

以下は環境省のデータです。


図 北海道で送信機を装着したオオハクチョウの移動状況(平成231031日現在)[1]

 

なんとまぁ長い距離を移動していることが分かりますね。途中長い距離を海上で飛行していますが、休憩とかどうしているのでしょう。

渡り鳥の飛行に比べたら長距離マラソンなんて屁でもないです。オオハクチョウさんも大変ですね。

 

しかしいったい何を目印にして飛んでいるのでしょう。

地形?いや、それだけだったら何も目印のない海の上で方向を見失うと一大事です。

どうも調べてみると、光感受性クリプトクロムタンパク質(Cry)ユニットと結びついて自発的に外部磁場の方向を向くポリマー上のタンパク質(MagR)が報告されているようです[2]


図 タンパク質複合体によるバイオコンパス[3]

上の図が渡り鳥のコンパスのモデルです。

このようにMagR/Cry複合体は地球の磁場に沿うように動き、磁場を感知するようです。

この複合体が磁場を感知する詳しい機構はわかっておらず、実際に動物の磁場感知で利用されているのかはまだ不明ですが、少なくともハトの網膜でこの複合体は安定であり、チョウ、クジラ、ヒト、ラットの細胞内でも形成されうるようです[4]

 

 

渡り鳥の秘密、まだまだ分かっていないことが多いですね。それにしても本当に視覚に磁場が影響しているのだとしたら、渡り鳥の視界はどのようなものなのでしょうか。

それを想像するのも面白いですね。

 

読んでくれてありがとうございました。

りけぷらのしおんでした(*´▽`*)

 

 

[1]環境省「ハクチョウ・カモ類の飛来経路及び移動状況について」

画像引用:http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/migratory/migration_route.html

[2]Nature materials

http://www.nature.com/nmat/journal/v15/n2/full/nmat4484.html

[3]引用: http://sustainablejapan.net/?p=5605

[4] http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/10330

しおん

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