2017.01.09

温泉は人体にどう影響するか?

おやびん

季節が巡り巡って冬、1月になりました。睦月寒いです。


こんな日こそ暖かい湯船にゆったりと浸かりたくなるものです(*´ω`)。


そこで本記事ではこの時期にぴったりの、”温泉”にまつわる情報をお届けします。



なんとなく聞いたことはあるけれど、はっきりとは分からない。


といったようなうろ覚えを解消する温泉知識をどうぞ。

温泉の効果

温泉に入ると自宅の風呂に比べて体が暖かく、入浴後もポカポカぁ~。と感じることはありませんか?



一体なぜ私たちはそのように感じるのでしょうか。その理由について詳しく見ていきましょう。

血流を促進することで、体を温めているといわれるのが二酸化炭素。



血流が良くなる仕組みとしてはこうです。


お湯に溶け込んだ二酸化炭素が皮膚から血管内に入ります。血中の二酸化炭素は人間にとって毒のような存在なので、体が早く排出しようとします。

その結果、血流が増えます(良くなります)。

温泉の成分は様々ですが、その中には二酸化炭素(炭酸ガス)や硫化水素(硫黄)といったものが含まれています。


これらの成分が血行を促しているようですね。

保温効果が高い成分


それは芒硝(硫酸ナトリウム)や食塩(塩化ナトリウム)といわれています。


これらが含まれる湯につかると、さら湯に比べて入浴後の皮膚の表面温度が高い状態を維持できます。(さら湯:真水を沸かしたもの。)

つまり、この成分が私たちの皮膚の表面でベールのような働きをして、熱の発散を抑えているのです。


ざっと簡単ではありますが、血行の促進と保温に関わる成分とその性質を紹介しました。



これら2つの効果が得られる成分を含む温泉につかることで、いわゆる温泉独特の“ポカポカ状態“をつくりだすことができると考えられます。


「…では効果を期待して温泉に行こう!」


と、フットワークの軽い方は問題ありません。

しかし、わざわざ温泉のある場所へ足を運ぶのが面倒だと思う方もいると思います。



そんな方には入浴剤がオススメです!

最近は入浴剤が進化してきています。


ひと昔前の入浴剤だと色や香りなどで「雰囲気」を重視して楽しむものが多かったのですが、現在だと自宅で温泉と似たような効果を得ることができる商品が売ってあります。


入浴剤と聞いて思い浮かぶ有名な商品例…「バブ」「きき湯」など。


これらの入浴剤は二酸化炭素入りなので血行が促され、温まることでしょう。



入浴剤は薬局等でたくさん種類があるので、以上の成分を見極めながらご購入してはいかがでしょうか?


また、お風呂につかると水圧によって押され心臓が良く働き、血行の促進が進む結果、同じ温度の部屋にいるよりも温まります。


そのほか、体が浮力によってリラックスできる効果もあるようです。


このように、私たちに色々な効果をもたらす温泉(入浴剤風呂)。

以上のような効果を踏まえながら浸かってみてはいかがでしょうか?



参考文献
朝日新聞科学医療部編(2008)『今さら聞けない科学の常識③ 聞くなら今でしょ!』講談社

おやびん

競泳好きなカエル。経営工学専攻

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